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「黄金のアフガニスタン」展行ってきました

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東京国立博物館で開催中の「黄金のアフガニスタン」展に行ってきました。
先週、国立西洋美術館にカラヴァッジョを見に行った時に、「なんか他にも見なくちゃいけないものがあった気がする…」と思っていたら、コレでした。友達が行ったという話を聞いて慌てて今日、病院の帰りに行ってきました。

アフガニスタンは1979年のソ連侵攻から続く内戦やテロで紀元前2000年来の遺跡や美術品を破壊されてきました。
首都カブールにある国立博物館も破壊されてしまいました。しかし一部の重要な収蔵品は極秘裏に運び出され14年間ずっと隠されてきたそうです。博物館の職員たちはタリバンなどの執拗な追及にも決して心折れることなく、秘密を守り続けたそうです。
そして2004年、内戦終了を受けてようやく復興した博物館にこれら文化財が戻されたというわけです。物凄いドラマです。

アフガニスタンは「文明の十字路」と呼ばれて古くから世界の東西の文化が交わる場所だったそうです。
アレキサンダー大王が持ち込んだギリシャの文明、ペルシャ、ゾロアスター教、キリスト教、仏教、イスラム…
数千年の間東から西からいろんな文明が入り込んで交わって、溶け込んで、共存してきた場所。
近年発掘された遺跡からは6つの棺が発見されて、中からギリシャ神話の神様の胸飾りをして中国の鏡を手にした、黄金のアクセサリーを纏った遺骨が出てきたんですって。その6体の黄金のアクセサリーなども日本初公開です。

西山が一番びっくりしたのは「キュベーレ女神円盤」というもので、違う文明の神様たちがこれまた違う文明の戦車にのってる絵が描かれてる、円盤。ざっくり描いてみるとこんな感じ(笑)。

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雰囲気は伝わるかなあ。感じてください(笑)。なんかステキですよね。
聖☆おにいさんもびっくりの異文化コミュニケーション。
もちろん文明がいろいろまじりあって今日に繋がってることは、西山だってアタマではわかってます。でもこうして改めてみると、やっぱりすごいことだなあと。

アフガニスタンというと、やっぱり内戦だタリバンだ、と怖いイメージが先行するけれど、本当はこういうすごい文化をいっぱい持ってる国なんだなあ、と目から鱗でした。もう目からボロボロ。

その足で同じ上野にある東京藝術大学大学美術館で開催されている「アフガニスタン特別企画展 バーミヤン大仏天井画」も見てきました。
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タリバンに爆破された、あのバーミヤンの大仏のあった洞の天井に描かれていた壁画を、藝大が復元したものが展示してあるのです。これの縮小版が先の伊勢志摩サミットでも展示されたそうです。
なんでサミットに、と思っていたのですが、実はこの壁画にもギリシャの神様や仏様やゾロアスター教やらいろんなものが描かれている。で、仲良く並んでる。見事に融合してる。
「こうしてみんな、いっしょに生きていきましょうよ」
ということを伝える意図で展示したんでしょうかね。
こちらはバーミヤンで破壊された後、盗まれて売られ、日本が「保護」した文化財が主に展示されています。

両方見て本当に、心から思う。

あー、もったいない。本当にもったいない。
破壊した人たちはいつか、自分たちが壊したものの大事さにいつか気づくんだろうか。
気付いてほしいなあ。


どちらも今週日曜19日までです。良かったら見に行ってみてください(^-^)/。西山は大満足でした。



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