ジャポニカの歩き方


本日イブニング発売ですよ。

本日イブニング発売です。
クラスター不発弾とブウンの物語第2話。

まさかラオスのことを描くことになろうとは、ラオスに住んでいた頃はおろか、漫画家になって10年以上たって、イイブニング編集部に提案されるまで、全く考えたことはなかったです。
正直、日本に帰ってきたとき、

「ラオスだか何だかわからない、世界で一番貧しい国から帰ってきたコ」

小学3年生で帰国した時見た社会科の教科書に偶然出ていた「ラオス」という言葉、それが示すのは「世界で一番貧しい国」でした。
で、なんでかわからないけどそのことでクラスからバカにされました。「貧しい国から来たやつ」「ビンボー人」。なぜ住んでいただけで西山までビンボー扱いされたのかよくわかりませんが、とにかくなんだかすごく辱められた、と感じました。

以前樹里ちゃんとマチコちゃんの話を描いた時二人が話したかもしれませんが、なんだかんだ言って欧米から帰ってくるとカッコいいのです。それ以外の国からだと奇異の目で見られ、アフリカや東南アジア帰りだとさらに下に見られる、そういう傾向が子供と言わず日本人にはあったと思います。

まあそういうわけで、その後もラオスに住んでいたというと奇異の目で見られることが多かったので、それこそ注目を浴びたいとでも思わなければ人に話すことはありませんでした。アメリカやフランスに住んでいたことはいくらでも話したけど…。
大人になってくるとその特別な経験が西山優里子にいい意味での特別な肩書をくれると、わかってくるわけですが。


そして今、ラオスを描いています。
貧しい国だとわかってはいたけれど、そのほかにこんなにいろいろ足りなくて位、こんなに傷ついて、でもこんなに愛されている国なんだと、ジャポニカを描くようになって、初めて知りました。びっくりです。恥ずかしいです。

だからいまさらですがいろいろ寄付したりすることが増えました。ユニセフとか国境なき医師団への寄付というのは昔からしていましたが、今はリアルにラオスを感じることができているのでラオス関連への寄付も増えました。
大した助けるはならないかもしれないけど、ラオスを描いている漫画家としては当然の責務だと思っています。

というわけで、今「READY FOR」というサイトでイラストレーターの日比野克彦さんがラオスの子供に「絵を描くこと」を教える活動の資金集めをしているので(絵を描くことすら知らない子供たちがいるのだそうで)、そちらに参加しています。今月中に目標額に達しないとそこまで集まった寄付が不成立というわけですべて返金されてしまうんだそうです。あとちょっとなんです。よかったら見に行って、気が向いたら寄付してみてください。

「日比野克彦がラオスの小学生と絵を描く」

学校建てるとか薬や病院を寄付するのは素晴らしいことですが、こういう援助もアリじゃないかと思っています。

…と思って今見に行ったら。
目標額達成していましたー!
よかったー!おめでとうー!
日比野さん、おめでとうございます。ありがとうございます。
西山大したことはしていないけど、達成感ありますね。


というわけで、よかった~の気持ちで原稿に戻ります。
今日は原稿2日目。
頑張りまーす。
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