ニシヤマ的つぶやき


そしてルアンパバーン

9月23日木曜日

ついにヴィエンチェンを離れる日がきました。パッキングしてチェックアウトの前に朝食です。
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最後の日は目玉焼きにしてもらいました。コーンスープとお惣菜4種、オレンジジュースそれにライチーとパパイヤです。
卵は見た目がちょっと残念かな?でもおいしかったです。

チェックアウトしてすぐに向かったのは国立人民軍歴史博物館です。
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1975年王政を廃止した共産主義軍パテトラオの歴史を展示しています。
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1975年、ヴィエンチェンの空も飛んだという軍用機です。西山は記憶にないけど、こんなもんが私の頭上を飛んでいたのでしょうか。
中は撮影禁止と言われ、写真は外まで。
でも資料になりそうなものがたっくさんありました~!くそう写真撮りてー!せめてパンフレットかなんかないのか~!
そういうものはありませんでしたが、売り物を並べたショーケースの中に展示物の写真などが収められているとみられるVCDが売っていました。ぜひ欲しいと思ってガイドさんに博物館の人に(みんな軍服です)聞いてもらうと、
「今、そのショーケースのかぎを持ってるやつが托鉢に行っててまだ帰ってこない」
…という理由で買わせてもらえませんでした!…なんだと~!
そこでガイドさんが買って送ってくれることになりました。コプチャイドゥー❤(ラオス語で「どうもありがとう」です)
それにしても、私がいた1975年は私が思っていた以上に大きな転換の年だったのだなあ。改めて感慨。
中には1975年にまつわるクーデターとかデモ行進などの写真がたくさん飾ってありました。
そういえばヴィエンチェンの高級織物屋さんに行った時に、75年にラオスにいたんだ、と店主に話したら
「まだ王様がいた頃ね…」
と遠い目をしました。この国はまだ正面切って不満をぶちまけることを国民に許していません。あまり言いたいことも言えないんだろうな、と感じた瞬間でした。

このあと、またダラート(市場)に行って取材をし、ついでに近隣の町並みを写真に収めようと思っていました。そしてカオ・チー(ベトナムサンド)を買って空港で食べようと。で、博物館を出るとガイドのS原さんが何やらケータイで話しています。

「あの~。Y田さんがなんか渡したいものがあるから、日本通のおばあさんのお宅で落ちあわないかって…」

嗚呼。Y田さんたらも~。どこまでもパワフルな方です。

というわけでまたまたラオス人のお宅訪問で、写真も撮らせていただきました。渡したいと言うのは、西山が探していた英語かフランス語のラオスの歴史の本で、それをY田さんが今朝政府関係の本屋で見つけたと言うので届けてくれたのです。
なにからなにまで。ほんとうにありがとうございました。


予定外のイベントが入ってしまったのでまたまた時間が心配でしたが、ダラートはサクサク回ることができました。
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一昨日もダラートにはいきましたが、今回は生鮮食料品などがメインです。日本で買うと高めのハーブ類が山盛りで100円とかで売ってるので、ほんとに買って帰りたくなりました。

さて、予定通りカオ・チーを買ってヴィエンチェンの空港にやってきました。
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あれ?着いたときと違って小さい空港だよ?
「あれは国際線。こちらは国内線ですよ」
そうかあ。…あれ?こっち見おぼえがあるぞ。もしかして、こちらは昔からある?35年前に西山が発ったのはこの空港か?
真相はいかに?
でもいずれにしても昔は空港内にレストランなんかなかったと思うな。

ルアンパバーン行きの飛行機が出るまでにレストランで持ってきたカオ・チーを3人で食べました。
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ああ、おいしいいい❤❤
家でこのベトナムサンドらしきものをよく作るのですが、なにしろパンが違うので。それに入っているものもいろいろあって、私が作るよりも何やら複雑。
ベトナムのハノイ空港で食べられそうになかったので、あきらめかけていたのですよ。嗚呼うれしい。


11時50分にヴィエンチェンを発ち、世界遺産の街ルアンパバーンに12時30分着。
あっちい…!!カンカン照りだあ。
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ホテルはRAMAYANA GALLERY HOTELです。
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かなりリゾートっぽいです。取材であることを忘れそうです。
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さて、ルアンパバーンは450年前王都だった街が丸ごと世界遺産に指定されたところです。
小さい町なので大体の観光スポットはホテルから歩いて行かれます。
明日飛行機が出るまで結構余裕があるので、付近のお寺巡りは明日にして、メコン川を船で渡ってバンチャン焼の村を訪ねようと言うことになりました。
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メコン川はもちろんヴィエンチェンでも流れているのですが(川の向こうはタイです)、ゆっくり見られたのはこの日が初めてです。
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観光用の屋根がついた長いモーターボートに乗って20分かけて向こうにわたります。村のすぐふもとに船をつけます。
村の入り口にいたお爺さんに入場料を払って中に踏み込んでみると全然活気がありません。
「??」
ガイドさんが通りがかった村の人に事情を聞いてくれました。

「今日は仏教上のお休みだかイベントの日らしくて…働かないんだそうです。今日は一日焼き物を焼いたりもしないそうです」

なにを~!?それで入場料取ったのかよう!?
村人のたくましさと言うかふてぶてしさを垣間見た気がしました。

とりあえず、村の様子だけでもぶらぶら見させてもらうか…。
そう思って見ていると、ろくろを回している少年がいます。
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聞くと彼はまだ修行中で、これは練習なのだと言います。器用に器の形を整えて、模様をつけて糸でろくろから器をはずします。
西山たちが見ていると、面白そうに村人が集まってきました。その中の若い兄ちゃんがS原さんと話だしました。
「今日は仏教のお祭りかなんかで壺作ってないんだって?」
「いやあ、休むやつは休むけど、壺や窯は見れるよ」
快活で楽しい兄ちゃんだ、そう思ってた時です。

ぽつ。

「お?」

ぽつぽつ。

「あらあら」

ざざざー!

雨季のラオス特有の突然雨です。通常がっと降ってカラッと止むモノです。
「さっき空港に着いたときは晴れていたのに…」
おじいさんが「すぐやむすぐやむ」と笑って言います。
その間雨宿りで屋根の下に入れてもらい、椅子も進めてもらいました。
そのうちさっきの兄ちゃんが英語ができることが分かってきました。英語は大学で勉強したらしい。今はツアーガイドなんかもしているそうです。と言うわけで、私も話しやすくなってきました。

通り雨かと思ったらなかなか止みません。
時間つぶし、それに興味もあったので、バンチャン焼の体験をさせていただきました。さっき少年が座っていたろくろの前の席について、少年に教えてもらいました。
西山は体験もの好きです。
スタッフとの旅行では必ずと言っていいほど、粘土こねたり、皿に絵を書いたりします。まさかラオスに来てまで体験ものするとは…!しかしながらろくろは初めてです。
何度もぐちゃぐちゃにしながら何とか出来上がりました。
「ホテルで一晩乾かせば固くなるから持ってけ」
ええー。焼いてないのに?
「未完成ものだけどイイじゃん。持ってけ」

そのあと今日は使っていない窯や完成した壺を見せてもらいました。
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しかし完全に止むのを待っていたらいつになるかわかりません。小ぶりになったところを見計らって村を出ることにしました。
「思わぬところで現地の人とお話ができましたね」
「Y田さんの力を借りずに出来たラオスの人との交流ですな」
「偶然ですけどね」
なんだかいい気分です。

ところが!
さすが焼き物の村と言いましょうか、地面が粘土です。
さっきまでぱさぱさだったはずの土が、雨を吸ってすっかりぐっとぐとです。ほんとに粘土です。
すべる。
「ぎゃっ」
すべる。
「ひえっ」
巨大な水たまりを何とか通り抜ける。
コケなかったのが奇跡です。しかし3人とも全身泥だらけのずぶぬれです。
何とか船にたどりついてホテルに戻ることができました。はーやれやれ。

しかし雨が止んでくれないとルアンパバーン名物のナイトマーケットに行かれません。
とりあえず、夕飯食べながら雨が止むのを待つことにしました。
オラームと言うルアンパバーン名物料理を出してくれる店に行きました。オシャレなテラスの席です。2
オラームは牛、鶏、豚、あひるなどの肉を選んで、ハーブと一緒に煮込む料理です。
おいしいのですが、ちょっとハーブが強烈…!食べられない日本人は多いだろうな。西山もちょっちしんどい。
でもほかに出たカイペーンと言う川海苔のフライもすごくおいしかったです。
(このへんの写真は後日アップ。西山撮り忘れていましたので編集担当さんから写真頂きます)

ところでフルーツミックスジュースを注文したら、作れる係の人が今いない、と言われました。
フルーツジュースというのは、ルアンパバーンの街でよく見かける、透明プラスチックのなかにドラゴンフルーツやメロンなど、いろんな組み合わせの果物が入っていて、好きな組み合わせのものを選ぶとそれをもとに作ってくれるジュースです。…そうか、係がいないと作れないものなのか。

食事が終わるとちょうど雨が止んでいました。
ナイトマーケットに出撃です。
マーケットと言うともっとごちゃごちゃしていて人がゴミゴミいるのかと思っていたら、予想外に整然と店が並んでいて、商品もダラートなどと違って整然と並べられています。ぎゅうぎゅう感がありません。なので、ゆったり見ることができました。
なにしろ怒涛のごとく取材しまくっていたので、おみやげを買う暇もありませんでした。ここで一気に買わないと!
それにしても安い。

ラオスはキップが自国通貨ですが、米ドルが使えます。お店の人に「ドルで」、というと計算機で計算して教えてくれます。端数は切り捨てです。多分。で、米ドルで払ってキップのおつりがくることもしばしば。ドルとキップで買い物することもありました。
「10万キップ」と言われてぎょっとしますが、一円=92キップなので千円ちょっとです。
とにかく安いし値切り交渉もできるので楽しいです。西山は各方面の方々のおみやげを一気に買いそろえました。

ところで、さっき飲めなかったフルーツジュースをマーケットの屋台でゲットできました。見るとミキサーにじゃかじゃか入れて、練乳やガムシロップを入れてるだけです。…そんなに特殊技能、要るかな?


さて、ホテルに戻ってくったりして見ると、けっこうへとへとだということに改めて気付きます。買い物袋をベッドにドサアっと投げ出して、ベッドでちょっと休憩です。

明日は五時起きです。托鉢風景を見学に行くのです。編集担当のS田さんは家が仏教徒なのでお坊様に寄進したいと、さっき雑貨屋さんでお菓子を買っていました。西山はカメラ係です………。
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