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続スクリーントーン、アデュー

最近ブログの記事のアップや下書き保存で失敗することがなぜか多いです。暑くて西山がボケてるせいかもしれませんが。
昨日も書きかけて下書き保存したはずのスクリーントーンの話がアップされてしまっていました。
きちんとアップしたはずの熱中症の話がブログから書いたはずの文章ごと消えてて、なのになぜかfacebookにはタイトルだけアップされてたり。どうなってるんだか(^_^;)??


とにかくスクリーントーンの話。

初めてスクリーントーンを買ったのはアメリカに住んでいた時です。
雑誌の漫画教室を見て、まんがにはスクリーントーンというものを使うのだと知って、サンフランシスコのダウンタウンにある画材やさんに行ってそれらしいものを買ったのです。ところがアメリカ製のそれは日本製のそれと違って「削る」ということができないのです。日本に帰って来て初めて画材屋さんで削れるスクリーントーンを見つけて、そしてそれが一枚でこんなに高いのかとショックを受けたのでした。
それからプロを目指したりする中で、まあなんとかスクリーントーンと付き合ってきました。
が、西山は実はスクリーントーンを切ったり貼ったりするのが苦手です。ザツなのです。カッターと定規が苦手なのです。なのでうまいこと出来ませんのです。スタッフにお任せした方が100倍きれいな出来になります。
昔々締め切りぎりぎりで描き上げた原稿を見て担当さんが、
「なんだここ、トーンがはみ出してるじゃないか!どいつに任せたらこんな風になるんだ!!」
と激怒したことがあります。そうして指さした箇所をやったのは西山でしたm(__)m。

それでもやはり漫画原稿というのは、トーンを貼るとそれっぽくなるものですから、プロアマ問わずみんな使います。
アシスタントのイロハはベタ塗と消しゴムかけとトーン貼りではないでしょうか。
一度でもまんがを描いた人は、スクリーントーンあるあるをいっぱい持ってると思うんですよねー。

違う種類のトーンを重ねるとできる画面がおしゃれと言われたり。
でも重ね方を間違えてとてもシリアスな場面で着ている服が妙な模割れを起こしていて笑われたリ。
工場みたいなところでストリートバスケの大会をやるってシーンで、その工場みたいな背景の、パイプの一本一本にグラデーションのトーンを貼る人がいたり。背景任せる側からすると時間がねえのにと思いつつもスゲエと感嘆したり。
84サイズの大きなグラデーションの、必要なのはほんの5センチくらい、残りは捨てるしかないってトーンがあったり。
そういうトーンの端切れをまとめて入れるとまっさらな一枚になって出してくれる機械がないかしらとみんな言いました。
月間80ページ以上描いているとスクリーントーンの補充で毎月2万円以上かかったり。その補充をチェックするのに何時間もかかったり。
原稿描き上げて温泉に出かけて温泉に浸かったらスクリーントーンのかけらが浮いてきた、という笑い話もあります。
話せばきりがありませんあるある。

しかしデジタル時代到来で、インクもペンも紙ももちろんスクリーントーンも不要になりました。
デジタル時代のおかげで西山でもまあまあ上手にトーンが貼れるようになりました。
トーンの生産もどんどん減っている?終わった?という時代です。これで無駄に出るきれっぱしもなくなり、それで床が汚れることもなくなり、、削りカスでエアコンのフィルターが汚れることもなくなりました…。


知り合いの漫画家さんにお譲りするトーンを一枚一枚チェックして、スキャンしてデジタルに使いたい柄やシール代わりに使えるかもなトーン以外はほぼほぼ段ボールに詰めて、西山の身長くらいあるかつてのトーン箱が、すっきりしました。


それでも。

漫画家のイノチともいえたスクリーントーンをマルっと人様にお譲りしてしまった西山。
ココロの奥がちょっと痛むのでした…。
 
さらばsクリーントーン_convert_20180722112616
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