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RIDE ON TIMEしなくてもいいですか

山下達郎のコンサートで予想外に感動してしまったことは昨日書きました。
大好きだったことを思い出して感動した件です。
しかしコンサートは3時間半もあって、その間「懐かしー!うれしー!」言ってクラップハンドしてばかりいたわけではありません。いろんなことを考えていました。

山下達郎さんは今年64歳になったそうです。
「もう年だから冬がつらい」「年だからめんどくさい」とトークの度にぼやいて見せて笑いをとっていました。
でも64なのに、昔と全く変わらない声量。キーの幅の広さ。すごかったです。しかも元気。64歳って3時間半もずーっと歌ってギター弾いてピアノ弾き続けることができるもんなの??と感心しきり。
3時間半の間、達郎さんは西山が中学生とかの頃に聞きまくった懐かしい曲をたくさん歌ってくれました。ウン十年前の曲です。西山にとっては色あせない良さ。しかも本人が、昔と変わらないクオリティで歌ってくれる嬉しさ。

達郎さんはこれらの曲を、一体何回歌ったんだろう。
100や200じゃないでしょ。もう1000回くらい歌った曲もあるでしょう。
歌って聞かせる相手は、西山プラスマイナス10歳くらいの観客たちです。
西山たちにとってはすんばらしいんだけど、言っちゃうと昔の曲です。何十年も前の。
それを今でもこうして歌い続けるって、どんな気持ち歌うんだろう。

西山は今までプロの漫画家になってからいくつか作品を描きました。
それぞれの作品を「好き」と言ってくださる方々に支えられて助けられて励まされてきました。
かなり昔の作品のことを今でも「大好き」と言ってくださる。
そういう人に向けて、西山はここのブログなんかで昔のイラストをアップしたり、昔のキャラを描いたりすることがあります。
西山にとってはとても手になじんだキャラたちです。描くのは楽しい。

でも昔の話をすることは、ちょっと抵抗があります。
新しい作品を今も編集さんたちとやんや言いながら練っている今、「昔はよかった」みたいにいうのはなんだか後ろ向いてる気がしてしまうんです。足を止めてしまうような感じ。
新しいもの作るのって、真新しい石を見つけてきて、中から新しい作品を彫りだすようなものです。
毎回、石探すの大変、ただのごつごつした表面を彫刻刀でガシガシ削るのってほんと大変。失敗すると修正するの大変。
もちろん、それが、それこそが楽しいからやってるんですよ。大変なだけにいいもんが彫りだせたときはほんと嬉しい。
そのたんびに新しい自分も出てくる気がするんです。
だからね
それをやらずに、彫り終わった作品を眺めているようなときは、誇らしい一方、愛しい一方、なんだか苦々しい気持ちになってしまうんです。

人は古いものより新しいものを好む
先日そんな漫画談義をしました。
昔の人の立派な作品、途方もない長い時間が磨き上げた建築物なんかを「良い」と感じる一方、やはり今まで見たこともない新しいものに触れる快感を、人は好むわけです。これ、生物学的に考えるとどういうことなんだろう?
ま、とにかくそんなことも考えちゃうんです。だから新しいもの作らなきゃ。

アーティストによっては昔のヒット曲を歌いたがらない人もいます。
でも達郎さんはずっと昔の曲をバンバンやってくれる。もちろん名曲だしヒット曲だし自分の好きな曲だしいろいろ理由はあるけど、なんと言っても我々ファンを喜ばせたいから、なんだと思いました。そして、自分の曲を、音楽を今でも全力で楽しんでる気がしました。
今西山が書いたぐだぐだなんか、考えない、んだろうな。
西山もぐずぐず考えず、「○○がスキ」と言われたら、素直に○○を全力で楽しんで描こう、と思いました。ウン。
長文、失礼しました。読んでくれた人、ありがとう。

64歳。
西山もこんな風な年をとれたらいいな。
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